西洋芸術の森にようこそ

原始美術 メソポタミア エジプト 

古代ギリシア

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古代ローマ/中世/ビサンチン

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ゴシック

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ルネッサンス     

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北方ルネッサンス 

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マニエリスム

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ガラバッチョトゥール

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ハルス┣ フェルメール

ロココ

フラゴナールプーシェグルーズ

新古典主義

アングル┣  ダヴィッド

ブグロー カバネル

ロマン主義 

ドラクロワゴヤターナー

ジェリコーマドラーソ

写実主義 (19世紀以降)

クールベドーミエサージェント

ヴィンターハルター

バルビゾン派

ミレーコロー

 

 絵画理解のための旧約聖書

 絵画理解のための新約聖書

 


 芸術はすさんだ心の暗闇に光を与えてくれる。偉大な芸術家は、神から授かった天性と修練によって、暗闇に光を創造し、私たちの魂を癒してくれる。美の創造は、芸術家たちへの神の意志であり、私たちは神の意志に従った芸術家たちに、また彼らに天性を与えて下さった神に、心から感謝しなければいけない。
  1本の釘も使わずに法隆寺を建てた大工は職人的芸術家であるが、それを評論する学者は単なる評論家にすぎない。なんだかんだと知識を振り回す者は、教養主 義の暇つぶし連中で芸術とは関係ない。また教科書に載っている作品を国家認定の芸術と思い込んでもいけない。世界遺産は人類共有の財産であって、 金儲けが根底にある登録などに利用させてはいけない。むしろ観光客から遺産を守るために登録を拒否すべきである。芸術が大衆化し、儲け主義の情報が騒音となっている。メディアが純な心を汚染している現在、この現在こそが芸術の危機である。芸術はあくまでも、魂を感動させてくれる霊力によって、その美の価値を判断すべきである。

 このように書くと、芸術を前に構えてしまうであろう。しかし芸術を食べ物に例えれば分かりやすい。美味しいモノは美味しい、マスコミが何を云おうが理屈なしに美味しいモノは美味しい。レストランのウンチク講釈など、聴けば聴くほど邪魔になる。芸術も味覚と同じで、好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、好き嫌いの感覚で美を判断すれば良い。美への直感は周囲の評価ではない。「素直な自分の味覚イコール芸術」と捉えればよい。それに多少の解説がつけば理解や興味は深より深まり好きになる。

 これは恋人と同じである。好きになれば恋人をより知りたくなる。どんなに離れていても本当に好きなら地球の裏側まで苦もなく会いに行く。他人の評価など関係ない。好きだから知りたくなる。好きだから会いに行く。芸術はまさに恋人と同じである。