ビキニの水着

【ビキニの水着】

 ビキニ環礁の水爆実験の衝撃が世界中を駆けめぐるなか、フランス人のルイ・レアールが「ビキニの水爆のように衝撃的な水着」を考案した。ビキニはパンツやブラジャーに似た水着で、肌の露出があまりに派手だったので当初はほとんど着用されていなかった。昭和35年に「ビキニスタイルのお嬢さん」の曲がビルボードで1位になり、ビキニはしだいに普及、昭和42年になって日本でも流行し、多くの女性がビキニに飛びつき、男性の目を楽しませてくれた。日本の一般の女性が着用するようになったのは、ミニスカートの流行と重なったころで、アグネス・ラムのポスターが決定打となった。昭和55年頃になると体型を気にせずに着られるワンピース型が再び主流になったが、最近では若い女性を中心に復活をみせている。ところでビキニに限らず、ファッションはメーカーが作り上げ、それを時代が受け入れるかどうかによる。