誰よりも君を愛す

 作詞は川内康範、作曲は吉田正による「誰よりも君を愛す」は松尾和子と和田弘とマヒナスターズによって歌われる曲である。松尾和子・和田弘とマヒナスターズいずれの歌手にとっても代表曲のひとつであり、1960年代に流行したムード歌謡の中でも特に有名な曲のひとつとして知られる。この曲を作詞した川内康範が月刊『明星』の誌上で同名の連続小説を執筆しており、それがモチーフになっている。レコードでは曲の一番と三番を和田弘とマヒナスターズ、二番を松尾和子がそれぞれ担当している。しかし、テレビなどでの歌唱は時間の都合などからこの限りではないケースが多い。この曲で松尾和子と和田弘とマヒナ・スターズは翌昭和35年の第2回日本レコード大賞を受賞した。 またこの曲で松尾和子は昭和35年の第11回NHK紅白歌合戦に出場した。また平成元年の第40回NHK紅白歌合戦には松尾和子と和田弘とマヒナスターズのコンビで出場し話題となった。
  曲が大ヒットした事もあって、大映から昭和35年に映画化もされ公開された。映画版は翌34年に『誰よりも誰よりも君を愛す』というタイトルで続編が作られている。