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エフゲニー・キーシン(Evgeny Kissin)1971年ー
旧ソ連時代のモスクワのユダヤ系の家系に生まれ、2歳からピアノを学び、6歳でモスクワ市立グネーシン記念音楽専門学校に入学、アンナ・パヴロフナ=カントルに師事する。10歳でモーツァルトのピアノ協奏曲(K.466)を弾いてデビュー。11歳で初リサイタルを開き、幼い頃から神童ぶりを発揮する。12歳時、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団で弾いたショパンのピアノ協奏曲のレコードが発売され注目を浴びる。旧ソ連生まれだが、2002年に英国籍、2013年にイスラエル国籍に変更している。
新進気鋭のピアニストで、30年前初めて日本を訪れたときはまだ15歳の少年だった。その頃はやせて華奢だったが、いまはだいぶ貫禄がついてきた。テクニック、テンポのとり方などの音楽性だけでなく、音の幅や厚みにおいてピアノの鳴り方が他のピアニストとは違っている。現役最高のピアニスト。なお東日本大震災に心を痛め、義援金を被災地に送っている。