三大テノールによるメドレー

1. ルチアーノ・パヴァロッティ Luciano Pavarotti
2. プラシド・ドミンゴ Placido Domingo
3. ホセ・カレーラス Jose Carreras

指揮: ズービン・メータ Zubin Mehta
ローマ歌劇場管弦楽団 Orchestra del Teatro dell'Opera di Roma


曲目
1. シエリト・リンド Cielito Lindo (Mexico)
2. 黒い瞳 Ochi Tchorniye (Russia)
3. カミニート Caminito (Argentina)
4. ラ・ヴィ・アン・ローズ La Vie En Rose「ばら色の人生」 (France)
5. マッティナータ Mattinata 「朝の歌」(Italy)
6. アマポーラ Amapola (Spain)

 三大テノールは、ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスの3名のテノール歌手が、共同でコンサート等の活動を行った際に用いた名称「The Three Tenors」が元になっている。
「The Three Tenors」に、日本語の「三大」に相当する意味はなく、「三人のテノール」と訳することもできるが、3人がそれぞれ人気、実力を兼ね備えた当時を代表 するスター歌手であったことから、「三大」の面が強調され、共同活動のグループ名としてのみならず、3人の歌手の存在そのものを指す言葉となった。
 三大テノールとしての最初の活動は、1990年イタリアで行われたサッカーワールドカップの前夜祭として、ローマのカラカラ浴場で行われたコンサートであ る。その後も4年毎に開催されるワールドカップのたびにコンサートが催され、2002年の日韓共催の際の横浜アリーナまで続いた。この他にも3人での世界 ツアーも数多く行い、オペラだけでなくナポリ民謡やポップスなどのレパートリーも持ち、テノールやオペラの魅力を大衆に広めることに大きく貢献した。 2003年のコンサートが最後となり、2007年にパヴァロッティが死去したことで三大テノールとしての活動は終わりとなった。