港町十三番地

港町十三番地
 作詞石本美由起、作曲上原げんとで、美空ひばりが好んで歌ったマドロス曲のひとつ。本曲のタイトルにある「港町」とは、京急大師線港町駅のことで、この辺りは競馬場や倉庫街があるなかに、レコード会社日本コロムビアの本社及び工場があった。十三番地は存在しないが、語呂の良さから十三番地にした。京浜急行電鉄が港町駅に『港町十三番地』の歌碑を建立し、ひばりの等身大の姿や実寸の手形とサイン、発売当時のレコードジャケットも描かれ、ボタンを押すと本楽曲を歌唱しているひばりの歌声が流れるようになっている。また、ホームへ上る階段には本楽曲の音符オブジェが設置され、ホームにはメロディー譜が描かれている。また、京急線では21駅目となる電車接近メロディに本楽曲が採用されており、港町駅は「美空ひばり一色」の駅になっている。
 歌詞の中の「銀杏並木の敷石道」は山下公園、「マドロス酒場」は馬車道あたりの酒場がイメージされたものだという。